TP-LINKと楽天ひかりとひかりTVのお話

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楽天ひかりが開通して2ヶ月。初めは調子が良かったのですが、通信が安定せず低速通信が続いています。通常時10Mbps~30Mbpsの範囲の通信速度で、気がつくと10Mbps以下の通信速度まで低下。ひどいときは1Mbps以下に。

ひかり回線であることを考えると遅いけど、乗り換え前のYahoo BB! ADSLからしてみれば早いのでごまかしで使ってました。しかしリモートワークしている時に通信が安定しないとストレスマッハ。

そんなストレスマッハな環境を変えるために、ルーターをNEC Aterm WG-1800HP4からTP-LinkのArcher A2600に変更しました。

なぜArcher A2600なのか?

リモートワークの部屋は自宅3階。この部屋で通信が安定しない。ルーターは2階のダイニングに設置。2階ではスマホ、iPhone、iPad、Switchなどがあるが通信状況は良好なので、ひかり回線の問題ではなく家の構造やWi-Fiルーターの問題なんだろうと予想はしている。電波は弱くないんだけどなぜか安定しない。

そこで今回無線ルーターを変えてみようと思い選んだのがTP-Link Archer A2600。選定ポイントは、大型アンテナ(外部アンテナ)。MU-MIMO対応。楽天ひかり(クロスパス)対応。そして安いこと。

MU-MIMOは興味があって是非試してみたいと思っている機能。もはやわらをもつかむ思い。実際に改善すればラッキーレベル。

WG-1800HP4の上位機種のWG-2600HP4やHP3も考えたけど1万円近い機種。改善の確証がない状況では1万円の出費はできないと判断。

A2600の他にA10やAC2600などいくつかのバリエーションがあるけど、販売経路や付属品が違うだけで基本性能は一緒らしい。

  • A2600    縦置きスタンドあり
  • AC2600   スタンドなし、一般販売
  • A10     スタンドなし、Amazon販売

選定ポイントにひかりTV対応が抜けていることがA2600購入後に発覚。これがさらなる問題になるとは・・・。

NEC Aterm WG-1800HP4

今使っているWi-FiルーターはNECのAterm WG-1800HP4。ノントラブルで動いていていいルーターだと思っていたが、3階で仕事するようになってからは、現状安定通信とは言えず速度も出ない。極めつけはWi-Fi接続が切断され、一度切断すると再接続しなくなる。こうなるとルーターの再起動しかない。理由は分からないが、2.4GHz帯でのみ発生のは分かっている。

なぜこれを使っているかというと、楽天ひかりに変える前から使っていたルーターというそれだけの理由。楽天ひかりは対応したルーターが必要で、ちょうどWG1800HP4も対応ルーターだったんですね。(現時点では対応ルーターのページからWG1800HP4が消えてます・・・)

TP-Link Archer A2600

見た目の第一印象は「でかい!!」です。NECのルーターの2倍くらいのサイズがあります。横幅が2倍!高さ、厚みは同じくらいですね。アンテナを入れるとかなりの大きさです。

A2600はスタンドがついたモデルです。スタンドは金属製で思ったよりもちゃんとしています。購入当初は縦置きで使うつもりでこのモデルを買いました。実際縦置きで使ってますが、訳あって付属スタンドは使っていません。縦置きで使うつもりでもスタンド無しモデルのA10を買った方がいいかもしれませんね。当然A10の方が安いです。

クロスパスでつながらない

楽天ひかりで使うための設定は、WG-1800HP4ですでにわかっているのでさくっと設定して再起動。

しかしIPv4でインターネットにつながらない!設定ミスかと思い、再設定してみても結果は同じ。。。なんてこった。まさかこんなところでつまづくとは思ってもなかった。

ファームウェアの更新

TP-Linkのダウンロードセンターで最新ファームチェックをしたところ、最新ファームがあったのでダウンロードして最新ファームに。無事にクロスパスで通信ができるようになりました。

やはり最初に最新ファームがリリースされているかチェックしておくのが吉ですね。無駄な時間を使ってしまいました。

ルーターの自動バージョンアップ機能を使ったところダウンロードエラーになりました。おそらくダウンロードセンターがIPv6対応されていないのでないか思います。TP-LinkのサイトはIPv6対応されているんですがね。

なので今回は最新のファームをダウンロードして手動バージョンアップを行いました。

手動バージョンアップはちょっと注意が必要です。Archer A2600のハードウェアがV1とV2の2種類あって、それぞれ専用のファームになっています。自動バージョンアップであれば気にする必要はありませんが、手動でバージョンアップする場合は、ハードウェアにあったファームをダウンロードしなければなりません。間違えると最悪文鎮化してしまうかもしれません。できれば自動バージョンアップを使うのがいいですね。

Wi-Fi接続はかなり安定

A2600に変えてみて、肝心のWi-Fi接続はWG1800HP4の時と比べてかなり安定している感じです。

不安定だった3階の部屋では、WG1800HP4ではひどい時は1Mbps以下の超低速通信になっていました。しかしA2600に変えてからは常時100〜150Mbpsで通信できています。外部アンテナのおかげなのか?はたまたMU-MIMOの恩師なのか?理由はわかりませんがWi-Fi環境は明らかに向上していると体感できました。

Wi-Fiでこれくらい出ていれば文句はありませんね。

ひかりTVの設定

ひかりTVを使うためにIPTVの設定をします。WG1800HP4の場合は、LANケーブルで接続するだけでひかりTVが見られたのですが、A2600では設定が必要です。

リンク先に書かれている通りに設定して、無事にひかりTVも見られるようになりました。

リンク先の記事の対象製品はC9となっていますがA2600でも同じです。

ひかりTVどこでもが見られない!

ひかりTVが見られることを確認して設定作業も終わったと思っていましたが、スマホアプリの「ひかりTVどこでも」を起動してみると、チューナーとの接続エラーとなり見られないことが判明しました。

どうやらA2600でIPTV設定をしたLANポートはIPTV専用ポートとなり、IPv4インターネット接続ができなくなる。みたいです。IPv4ネットワークとは別のネットワークになるということなんでしょうね?それであれば、A2600にWi-Fi接続したスマホアプリがチューナーにたどり着けないのも納得です。

ひかりTVどこでもを見られるようにする

WG1800HP4では見られたのでひかりTVどこでもが見られなくなるのは、はやりちょっと我慢できない。

WG1800HP4に戻せばひかりTVどこでもが使えるけど、A2600のWi-Fi接続の改善も捨てがたい。少し考えて、ネットワーク構成を少し変更することにしました。

変更前

変更後

実線はLANケーブル。破線は無線接続です。

A2600に切り替えてお役御免となるはずだったWG1800HP4に引き続き頑張ってもらうことにしました。AtermはルーターモードでWi-Fiはオフ。A2600はブリッジモードに変更します。クロスパスの設定はもちろんWG1800HP4です。

ST-3400はWG1800HP4のポートに接続を変更します。

構成を変更して、ひかりTVどこでもアプリを起動してみました。結果はなんとNG。チューナーの検出に失敗しています。いけると思ったのに・・・。ひかりTVは問題なくみられるし、A2600にWi-Fi接続した端末もインターネット閲覧できています。なのになぜと思いつつ・・・今日は疲れたので明日考えることに。

そして視聴可能へ

翌日ひかりTVどこでもアプリを立ち上げてみると、なんと普通に視聴できるように!!!

ルーターのルーティングテーブルの更新が遅かったのでしょうか?詳しいことはよくわかりませんが、時間が解決してくれるとはまさにこのこと。設定した内容を信じて放置することも重要ですね。

まとめ

結果として、HGW、ルーター、ブリッジの3台構成になってしまい、ごちゃごちゃした感じになってしまいましたが、当初の目的であるWi-Fi接続の安定性は向上しました。ひかりTVどこでももとりあえず視聴できるのでOKとしたいと思います。

TP-Linkで正式にひかりTV対応をしてくれれば最高ですね。それまではこの構成でいこうと思います。

今回使用したArcher A2600は想像していたよりも良くできたルーターですね。WG-1800HP4で気になっていた発熱も、A2600ではだいぶ抑えられている気がします。でかいだけあって放熱性能も優れているのかもしれません。そしてとにかく安い。中華製品に対する評価がすこし変わりました。おすすめルーターです。